×

神戸 横浜戦で価値あるドロー 伝統ユニで意地!後半アディショナルタイムに2点差追いついた

[ 2020年8月30日 05:30 ]

明治安田生命J1第13節   神戸3―3横浜 ( 2020年8月29日    ノエスタ )

<神戸・横浜>後半、この日2点目となるゴールを決める神戸・藤本(撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 明治安田生命J1第13節は30日、各地で7試合があり、神戸はホームで横浜と対戦し、3―3で引き分けた。2点を追う後半45分にFW藤本憲明(31)のゴールで1点差に迫ると、同アディショナルタイムにはFW古橋亨梧(25)が同点弾。ホームで5試合連続未勝利ながら、かつての白黒ユニホームを16年ぶりに着用した一戦でドローに持ち込んだ。

 
 「白黒」の神戸が意地を見せた。敗色濃厚の後半45分、元日本代表DF酒井の左クロスに藤本が反応。右足ダイレクトで合わせて1点差に迫ると、その1分後にはMFサンペールのパスに抜け出した古橋が右足ループを沈め、土壇場で同点に追いついた。

 「終了間際とか、相手が疲れている時間に仕留められるのは自信のあるところ。最後まで使ってもらって、監督に結果で恩返しができて良かった」

 前半18分の先制点を含め、2度もネットを揺らした藤本は安どの表情を浮かべた。16日の鹿島戦では終了間際にボールを奪われ、同点弾につながる痛恨のミスを犯した。試合後にはフィンク監督から批判されたものの、それでも継続して起用してくれた指揮官に「結果」で応えた。

 負けられない一戦でもあった。この試合から25周年記念ユニホームとして3試合限定で復活したのが、クラブ創設時から04年まで愛された白黒ストライプ。阪神・淡路大震災が発生した95年にスタートを切った神戸にとって、その戦闘服は特別なものだった。

 「“かっこいいな”と。記念すべきユニホームを着た1試合目で得点できたことは良かった」と古橋。元スペイン代表MFイニエスタが3試合連続で欠場しながらも、歴史を背負った選手たちが全員で勝ち点1をつかんだ。

続きを表示

この記事のフォト

2020年8月30日のニュース