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浦和MF柏木「38歳まで現役」を公言、3月誕生第1子に勇姿焼き付ける

[ 2020年5月12日 15:11 ]

オンライン取材に応じた浦和MF柏木
Photo By 提供写真

 新型コロナウイルス禍で活動を自粛している浦和のMF柏木陽介(32)が12日、テレビ電話アプリを通じ、取材に応じた。3月に第1子が誕生し、現在は妻渚さんの実家がある仙台で「走る」ことを中心に自主トレを続けている。第1子の誕生やピッチから離れる時間を経て、心境の変化を口にした。

 「サッカー人生、そんなに長くなくてもいいと思ってたんですけど長くしたいなと。少しでも浦和レッズでスタメンで出たい気持ちが強くなりました。38歳くらいまではやりたい。35を超えたら本当のベテランかな、と思ってます」

 主な要因は2つ。まずケガもあり試合出場が減った昨季はプレーでもメンタル面でも「チームに迷惑をかけた」と振り返る。それを踏まえた今季は、練習でも常に100%でサッカーに取り組んで来た。「サッカーの楽しみがより感じられ、年を重ねても若い選手と競争して試合に出られて活躍できたらどれだけ楽しいんだろ」とつくづく感じるようになったと言う。

 もう1つはやはり第1子の誕生。「男の子なんですけど自分のプレーしている姿を出来るだけ長く見せない。目に焼き付けて欲しい。お父さんはこういう人だったんだと思ってもらえることが出来れば」と話した。

 既に公式戦の中断期間は2カ月以上を経過した。現時点では7月に無観客での再開が現実的で超過密日程が予想される。「ベテランは試合に出たら出たときのパフォーマンスが大事。出てない時もチームのモチベーションをどう上げていくかが、オレらの仕事」と話す。再開したとき、これまで以上に輝きを増した「浦和の太陽」が見られそうだ。 

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2020年5月12日のニュース