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中国スーパーリーグ・天津天海 破産で解散 元ブラジル代表パトら大物が所属

[ 2020年5月12日 18:31 ]

 中国スーパーリーグの天津天海が12日、クラブの破産と解散を発表した。親会社の製薬会社社長だった前オーナーが昨年1月に偽装表示などの容疑で逮捕され、その後実刑判決を受けた影響で、クラブは資金難に陥っていた。11日には中国サッカー協会にスーパーリーグからの退会を申請した。

 2006年に天津松江として創設され、2015年に前オーナー率いる製薬会社に買収されて天津権健と改名。2017年に初めてスーパーリーグを果たし、初年度で3位と躍進した。豊富な資金を背景に、元イタリア代表DFのカンナバロ氏が2016~17年に監督を務め、2017~18年にベルギー代表MFウィツェル、2017~19年に元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトら大物選手がプレーした。

 退会した天津天海に代わって、昨季15位で2部へ降格した深センがスーパーリーグに復帰する。中国スーパーリーグは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今季開幕が延期となっている。

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2020年5月12日のニュース