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FIFA 交代枠の一時緩和発表、1試合3人から5人に 体調面への影響考慮

[ 2020年5月9日 17:26 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)は8日、1試合の交代枠を通常の3人から5人に増やす一時的な規則改正を発表した。競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)で承認された。

 新型コロナウイルスの影響で中断している世界各国の公式戦が再開した後は日程が過密となり、欧州では通常はオフの夏にも試合が行われる可能性があるため、選手の体調面への影響を考慮したもの。リーグ、大会の主催者が導入するかどうかを判断する。今年12月31日までに終了するリーグ、大会で導入可能で、21年以降に延長するかはFIFAとIFABが今後判断する。

 試合の中断を少なくするため、プレー中に交代できる回数は3回までで、ハーフタイムにも交代可能。延長戦がある大会の場合は、交代枠と交代回数をさらに1ずつ増やすことが可能で、最大で6人が交代できることになる。

 またFIFAは、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を採用しているリーグ、大会で、再開後にVARを使わないことも認めると発表。先月にイタリア審判協会が、これまでのVARの環境がソーシャルディスタンスを保てず感染のリスクが高いため、VAR使用を中止するよう要求していた。

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2020年5月9日のニュース