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なでしこJ、3戦全敗最下位で終戦 五輪前最後の国際大会も漂う停滞感

[ 2020年3月13日 05:30 ]

シービリーブス杯   日本1―3米国 ( 2020年3月11日 )

失点を許すなでしこジャパン(AP)
Photo By AP

 FIFAランキング10位のなでしこジャパンは11日(日本時間12日)、国際親善試合シービリーブス杯の最終戦で同1位の米国に1―3で完敗し、3戦全敗で五輪前最後の国際大会を終了した。

 前半7分に自陣で与えたFKから先制を許すと、同27分にはGKのキックミスから追加点を与えた。高倉監督は「3試合ともやってはいけないミスが多かった。自分たちのサッカーをするためのトライはしているが、選手が考えて(プレーを)選択する中で技術的なミス、判断ミスが起きている」と嘆いた。

 東京五輪への手応えを探る強敵相手の3連戦で浮き彫りになったのは、あまりにぜい弱なチームの姿。米国戦の後半には決定機をつくり「やりたいことは出せた」と指揮官は言うが、劣勢になってパスワークがさえるのは、16強止まりだった昨年のW杯と同じだ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で来月の親善試合ニュージーランド戦を行えるかは不透明で、現状を打破するために残された時間は決して多くない。

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2020年3月13日のニュース