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C大阪 新加入のFW豊川が移籍後初ゴール、35メートルロング弾 万能ストライカー魅せた

[ 2020年2月8日 17:19 ]

<C大阪・磐田>後半、ボールをキープするC大阪・FW豊川(撮影・後藤 正志)
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 今季ベルギー1部オイペンからC大阪に完全移籍したFW豊川雄太(25)が8日、移籍後初ゴールをマークした。J2磐田と練習試合(45分×2本)し2―2のドロー。豊川は1点を追う前半終了間際、飛び出してきた磐田GK杉本が足を滑らせた瞬間を見逃さず、約35メートルのロングシュートを流し込んだ。

 「やっとですね。でも徐々にシュートチャンスも増えてきていたし、ゴールを取れると思っていた。良くない時間帯が続いたので、流れを変えるゴールになったのは良かった」

 鹿島時代、J2岡山時代は裏のスペースへ抜けるプレーが特徴だったが、オイペンでは最前線で体を張るスタイルに変貌。元フランス代表MFのクロード・マケレレ監督からは「ボックスの中から動くな。その中で裏を取れ」と指導され、エリア内で身長2メートルを超えるDFたちと駆け引きをしてきた。筋肉量も増え、体重も日本にいたときよりも3キロ増。だが、この日の得点が象徴するように何度も裏を取る動きも忘れていない。より万能ストライカーと成長し、国内復帰を果たした。

 18年3月には4点差を付けなければ2部降格が決まっていたリーグ最終戦ムスクロン戦で3得点1アシスト。奇跡の逆転残留の立役者になった。16年1月のリオ五輪を懸けたU―23アジア選手権準々決勝イラン戦では延長前半5分に決勝ヘッドを叩き込み、同世代最強とうたわれた強豪国を撃破。「よく言われる」と笑うように、大舞台で強烈なインパクトを残してきた。そんな25歳が見据えるのは、5月2日の1戦だ。

 「毎試合1得点が目標だけど、G大阪との大阪ダービーでゴールを取りたいですね」
 

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2020年2月8日のニュース