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横浜 3度追いつくもPK敗退、5度目も栄冠ならず 指揮官は前半内容嘆く

[ 2020年2月8日 18:41 ]

富士ゼロックス・スーパー杯   横浜3―3(PK2―3)神戸 ( 2020年2月8日    埼玉 )

<横浜・神戸>神戸に敗れガックリの横浜イレブン(撮影・西尾 大助)
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 3度同点に追いついたが、昨季J1王者の横浜が壮絶なPK戦の末に力尽きた。5度目の富士ゼロックス・スーパー杯でまたも敗戦。今季5冠の夢がついえ、MF喜田主将は「そんなに(タイトル獲得は)甘くない。“また這(は)い上がってこい”ということだと思う」と黒星の意味をかみしめた。

 失点に絡んだ随所の個々のミスは「どうでもいい」と切り捨てたポステコグルー監督が語気を強めて敗因と強調したのは前半の内容。「ナーバスになった」と、昨季開花させたアタッキングフットボールが表現できなかったことを嘆いた。

 新戦力で先発したのはFWオナイウのみだったが、連係にぎこちなさが目立った。DF松原が「きれいに崩そうとし過ぎた」とテンポよくボールが回せなかった要因を振り返れば、GK朴一圭(パクイルギュ)は「いつも通りやれば勝てるというのがどこかにあった。昨年と同じでいいという考え方をリセットしないといけない」と慢心を反省した。

 東京五輪世代のMF遠藤らを投入した後半は一転、MF仲川が何度もゴールに迫るなどいい内容を見せた。王者として臨む今季は対戦相手が分析により力を入れてくることは予想済み。「それでも自分たちがボールを長く持てれば問題はない」とMF扇原は力を込める。

 12日には中3日で敵地でのACL1次リーグ初戦・全北(韓国)戦が控える。今季は過密日程もまた一つの敵。MF遠藤は「自分たちは今のままじゃ勝てないことを痛感させられた。切り替えるしかない」と前を向いた。

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2020年2月8日のニュース