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リバプール 18歳ジョーンズ弾でダービー制す!南野は3トップ中央で先発デビュー飾る

[ 2020年1月6日 02:57 ]

エバートン戦で先発デビューを飾ったリバプールの南野(AP)
Photo By AP

 イングランド・プレミアリーグの強豪リバプールに加入した日本代表MF南野拓実(24)が初陣となるFA杯3回戦エバートン戦で先発デビュー。前線で精力的に動き回るもゴールには絡めず。後半25分に途中交代となった。試合は南野と同じく先発起用された10代の選手たちが奮起。後半26分にはMFカーティス・ジョーンズ(18)が美しい弾道のミドルシュートで決勝弾。若手中心のメンバー構成ながら通算235回目の対戦となった伝統のダービーマッチ制し4回戦進出を決めた。

 チームはMFナビ・ケイタやMFシャチリなど多くの負傷者を抱え苦しい状況。クロップ監督も会見で「現在13人の選手がフィットしている。そこに南野が加わり、14人の選手が試合に出られる状態」と語っており、代名詞であるFWフィルミノ、FWサラー、FWマネら前線3枚の「フロントスリー」は3人とも温存。マネはベンチ入りしたものの、フィルミノとサラーはベンチからも外れ、加入したばかりの南野にとっては過密日程と合わさって絶好のアピールチャンスが到来した。

 南野は従来フィルミノが務める3トップ中央でスタメン出場。左FWにはオリギ、右FWには弱冠16歳のMFエリオットが起用された。

 試合は前半9分にアクシデント発生。この日のメンバーでは数少ない主力選手であるMFミルナーが負傷交代。クロップ監督はミルナーに代わって左サイドバックに18歳のDFラルーシを投入。これでピッチ上には10代の選手が4人という苦しい状況となってしまった。

 それでも前半幾度も迎えたピンチをGKアドリアンがスーパーセーブ連発でゴールを死守すると、0-0の後半25分に待望の先制ゴール。MFジョーンズがペナルティーエリアの外左側から右足を振り抜くと、奇麗な弧を描き右上隅へ。プレミアリーグ屈指のGKピックフォードも懸命に手を伸ばすもわずかに届かず。ホームの大観衆が歓声に包まれた。18歳のジョーンズにとってこれがトップチームでの初ゴールとなった。

 チームはこのまま1-0で逃げ切りに成功。ベンチ入りしたFWマネの手を最後まで借りることなく4回戦へと駒を進めた。

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2020年1月5日のニュース