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天皇杯決勝は神戸VS鹿島 悲願タイトルか3季ぶりVか 元日に国立“こけら落とし”マッチ

[ 2019年12月21日 17:57 ]

第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝 ( 2019年12月21日 )

<天皇杯 神戸・清水>前半13分、先制点を決め喜ぶ神戸・イニエスタ(中央)(撮影・後藤 大輝)
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 第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会は21日、準決勝2試合が行われ、神戸が清水を3-1で、鹿島がJ2長崎を3-2で下し、来年元日に東京・国立競技場で行われる決勝に駒を進めた。

 ノエスタで行われた神戸―清水は、神戸が今季2度の対戦で勝ち星を奪えなかった相手に対して、序盤からボールを支配。前半13分、ゴール前右サイド、DF西からのパスを受けたMFイニエスタが左足を振り抜き、ニアを破って先制。さらに同33分には、金子からボールを奪ったDF酒井が左サイドの敵陣深くからクロスを送り、田中が右足で合わせて貴重な追加点。同38分にドゥトラにゴールを許したが、1点リードで前半を折り返した。

 後半24分、GK飯倉がドウグラスのループシュートを阻む好セーブを見せると、その1分後、FW古橋がイニエスタのスルーパスに反応してゴール。再び点差を広げると、そのまま逃げ切り、クラブにとって悲願の初タイトルへ王手を掛けた。清水は9大会ぶりの決勝進出ならず。今季限りで退任する篠田善之監督の有終の美を飾ることができなかった。

 カシマでの鹿島―長崎は、序盤は鹿島ペース。前半4分、ペナルティエリア手前の右から三竿がミドルシュート。伊藤に当たり、こぼれたボールにセルジーニョが反応しループ気味のシュートを放って先制すると、同23分、レオシルバのFKがオウンゴールを誘って1点を追加した。

 長崎は同37分、米田が吉岡のスルーパスを受け取ると、GK曽ケ端との1対1の状況から股を抜いてゴール。前半は鹿島の2-1で折り返した。

 後半に入り、ともに追加点を挙げられない中、鹿島は後半28分、DF永木のCKをDFブエノが頭で合わせてリードを広げると、同31分に再び1点差とされたが、最後は鹿島が逃げ切った。長崎は手倉森監督が「クラブの歴史を変えたい」と意気込み臨んだが、下克上はならなかった。

 国立競技場のこけら落としとなる天皇杯決勝は、来年元日午後2時35分にキックオフ。

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