武蔵“待たせたな”A代表1号!E―1開幕、森保JAPAN白星発進

[ 2019年12月11日 05:30 ]

E―1選手権   日本2―1中国 ( 2019年12月10日    韓国・釜山九徳 )

前半、鈴木ゴール (撮影・大塚 徹)
Photo By スポニチ

 東アジア王者を決めるE―1選手権が10日、韓国・釜山で開幕し、日本代表は中国を2―1で下した。東京五輪世代4人を含むメンバーで構成した日本は、前半29分に流れるようなパスワークからMF鈴木武蔵(25=札幌)が先制点。後半25分にはDF三浦弦太(24=G大阪)が2点目を決めた。終盤に1点を失ったものの、東京五輪世代との融合をテーマに掲げる今大会。初戦からその一端は垣間見えた。

 世代を超えて、流れるようにパスがつながった。先制は前半29分。ゴール前で鈴木のスピードが上がる。左足がDFより速くボールに触れゴールに流し込んだ。「抜け出した時点で走り勝つ自信はあった」。起点は佐々木の縦パス。上田が華麗なフリックで落とし、森島がつないだボールを最後は50メートル走で6秒を切る鈴木がフィニッシュ。即興とは思えない連係だった。

 鈴木は国際Aマッチ6戦目での初ゴール。「ホッとしました。自分だけで代表に来られたわけではない。皆にこのゴールをプレゼントしたい」。J1では2年連続の2桁得点をマークするもA代表では不完全燃焼が続いていた。先発した11月のベネズエラ戦はいいところなく1―4の惨敗。この日は札幌と同じ右シャドーで汚名返上に燃えていた。

 今大会は国内のA代表と五輪世代を融合した編成。釜山入りした8日、森保監督はA代表組だけを集め「背中で見せられるように、前に立ってほしい」と要請した。その翌日の練習ではジョギングから先頭一列は全てA代表組。鈴木はこの日も指揮官から「プレーで引っ張ってくれ」と送り出されたという。得点以外の動きでは課題も残したが、足掛かりをつかんだ。

 東アジアの覇権争い。森保監督はA代表では6月以来の3バックを選択した。「3バックで戦っている選手も多い。経験値を生かしながら戦うオプションとして」という狙いだった。J1最終節は7日に終わったばかり。ゲーム形式の対人練習を一度もできないまま初戦を迎えた。序盤は硬さも目立ったが、連係がかみ合い始めた頃、A代表と五輪世代が融合する形で先制点が生まれた。

 終盤に1失点したが、2―1で勝ち切った。先月、A代表はベネズエラに4失点、U―22代表がコロンビアに0―2と完敗し、兼任監督の難しさが指摘され始めていた中での光明となった。次戦は14日の香港戦。五輪世代の経験値を高め、A代表の底上げを図る戦いは続く。

 ▼中国李鉄監督 初招集の選手もいたが、ベストを尽くしてくれた。残念ながら2点を奪われたが、最後までよく戦ってくれた。選手を称えたい。

 【データ】
 ◆日本が初戦に勝利。E―1選手権8度目の出場(前身大会を含む)で03、17年に続き3度目となった。中国戦は00年以降、6勝5分けと11試合負けがない。  ◆日本は3バックを採用。今年6月5日トリニダード・トバゴ戦(△0―0)、同9日エルサルバドル戦(○2―0)に次ぎ森保ジャパン3試合目で、失点は初めて。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「南野拓実」特集記事

2019年12月11日のニュース