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J2新潟 元日本代表FW矢野貴章と契約更新せず W杯南ア大会にサプライズ選出、新潟初のW杯戦士に

[ 2019年11月22日 14:58 ]

2010年の南アフリカW杯などにも出場したJ2新潟の元日本代表FW矢野貴章
Photo By スポニチ

 J2新潟は22日、元日本代表FW矢野貴章(35)と契約満了に伴い、来季の契約を更新しないと発表した。

 静岡県出身の矢野は浜名高から2003年に当時J1だった柏入り。06年に当時J1だった新潟に移籍し、1メートル87の長身FWとして活躍。岡田監督率いる2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場するなど日本代表として国際Aマッチ通算19試合2得点の成績を残した。

 W杯後の2010年8月にドイツ1部フライブルクへ移籍するも2012年に新潟へ復帰。翌2013年に名古屋へ移籍したが、17年には新潟に戻ってプレーしていた。FWのほかに守備力を買われて一時はサイドバックなどDFも経験。通算成績はJ1が358試合45得点、J2が70試合7得点、ドイツ1部が15試合0得点。今季はJ2でここまで31試合2得点だった。

 矢野はクラブを通じてコメントを発表。「まず、アルビレックス新潟の一員として、3度もプレーする機会を与えていただいたことを本当に幸せに思います。ありがとうございました」と感謝した上で「今年もチームメートやスタッフ、そしてサポーターやクラブに関わるすべての人とともに、目標に向かって戦えたことは幸せでした。しかし、J1昇格を達成する力になれず、申し訳ありません」とJ1復帰を果たせなかったことに謝罪の言葉を述べた。

 そして「どんなときも、チームのために何ができるのだろうかと、常に自分と向き合って考えてきました。このようにサッカーに対して真摯(し)に向き合ってきたのは、僕のプライドであり、愛するクラブ、愛する街、愛する人々がいたからです。一生涯忘れることのない、たくさんの思い出を皆さんにプレゼントしていただきました。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました」と感謝と惜別のメッセージを送った。

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2019年11月22日のニュース