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FC東京 再奪首!ラグビーW杯影響で敵地8連戦…耐えたロード最終“勝”

[ 2019年11月10日 05:30 ]

明治安田生命J1第31節   FC東京1―0磐田 ( 2019年11月9日    ヤマハ )

<磐田・FC東京>前半、競り合うFC東京の室屋(左)と磐田の宮崎
Photo By 共同

 各地で5試合が行われ、FC東京は敵地で磐田に1―0で勝利した。後半8分、FWディエゴ・オリヴェイラ(29)がPKを冷静に決めて決勝点。勝ち点を62に伸ばし、残り3節となった時点で首位に返り咲いた。横浜はホームで札幌に4―2と快勝し、勝ち点1差の2位に浮上。鹿島は川崎Fに0―2で敗れ、勝ち点3差の3位に後退した。

 勝利を告げるホイッスルが響くと、FC東京の日本代表DF室屋は右手で力強くガッツポーズをした。残り3試合と佳境を迎えたシーズン終盤で手にした貴重な勝ち点3。普段はひょうひょうとした男が、喜びの感情をあらわにした。

 後半6分、日本代表コンビのホットラインが開通した。中央でボールを持ったMF橋本から、右サイドで最終ラインの裏に抜け出した室屋に浮き球で絶妙なパス。ペナルティーエリアでコントロールし、切り返した際に倒された。

 勝利を告げるホイッスルが響くと、FC東京の日本代表DF室屋は右手で力強くガッツポーズをした。残り3試合と佳境を迎えたシーズン終盤で手にした貴重な勝ち点3。普段はひょうひょうとした男が、喜びの感情をあらわにした。

 後半6分、日本代表コンビのホットラインが開通した。中央でボールを持ったMF橋本から、右サイドで最終ラインの裏に抜け出した室屋に浮き球で絶妙なパス。ペナルティーエリアでコントロールし、切り返した際に倒された。

 「前半にも何度か抜けられるチャンスがあって、ハーフタイムに拳人くん(橋本)に伝えてあった。最初はダイレクトで折り返そうとしたが、味方がいなかったのでコントロールした。内に入ろうとしたら相手の足がかかった」

 倒れている室屋にチームメートが駆け寄り、プレーを称えた。値千金のPK獲得。GKとの駆け引きに勝ったディエゴ・オリヴェイラが冷静にゴール左へ流し込んで、価値ある先制点を手にした。

 ラグビーW杯の影響で本拠の味の素スタジアムが使用できず、8月24日から始まったアウェー8連戦を、4勝2分け2敗で乗り切った。地獄のロード開始時はリーグ1位。一時は2位に後退したが、最後の最後で4試合ぶりの首位奪還。過酷な環境に置かれたことでたくましさを増したチームが、初優勝にむけてホームに帰還する。ゲームをコントロールし続けた橋本は「ここからが大事。身が引き締まる思い」と言葉に力を込めた。

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