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なでしこ 4発快勝で東京五輪へ再スタート!「裏への飛び出しを使っていこうと」ハマった大胆攻撃

[ 2019年10月6日 18:45 ]

<日本女子代表・カナダ女子代表>後半27分、抜け出した岩渕が横の長谷川にパスを出す(撮影・篠原岳夫)
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 なでしこジャパンは6日、カナダと国際親善試合を行い、4―0で快勝した。優勝を目指した6月のW杯フランス大会ではベスト16で散るなど失意を味わったが、東京五輪への仕切り直しとなる一戦でしっかりと結果を残した。

 これまではあまり見られなかった、大胆な攻撃が奏功した。2―0の後半27分。MF籾木のロングボールに反応したFW岩渕が最終ラインの裏に抜け出すと、GKを引きつけながら中央にパスを送り、最後はMF長谷川が冷静に流し込んだ。世界と比べるとフィジカルで劣るなでしこは、高い技術を生かしパスをつないで相手を崩す攻撃を貫いてきた。基本軸は変わらないが、高倉監督は「W杯では足元で崩す攻撃が多かったが、(カナダ戦では)裏への飛び出しを使っていこうという話をしていた」と話し、カナダ戦に向けて新たな視点で準備を進めてきたことを明かした。

 試合後、主将のDF熊谷は「ここから東京五輪を戦う上で、チームとしても個人としても自信を積み上げていきたい」と話した。自国開催の特別な五輪で大輪の花を咲かせるため、なでしこは自信を取り戻しながら前へ進んでいく。

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