新潟・早川 白血病乗り越え1287日ぶり復帰 涙のフル出場「ただいま」

[ 2019年10月6日 05:30 ]

明治安田生命J2リーグ 第35節   新潟6-0鹿児島 ( 2019年10月5日    デンカS )

試合後、子どもたちと一緒に勝利を喜ぶ早川(前列中央)
Photo By スポニチ

 16年に急性白血病を発症したJ2新潟のDF早川史哉(25)がホーム鹿児島戦で今季初先発しフル出場。6―0の勝利に貢献した。早川の公式戦は16年3月27日のルヴァン杯鳥栖戦以来1287日ぶり、リーグ戦は16年3月12日のJ1横浜戦以来、1302日ぶりの出場だった。

 1287日ぶりの公式戦のピッチ。フル出場した早川はマイクを握りサポーターに「ただいま」とあいさつ。「うれしいし、ホッとしている。闘病中もこのピッチに立つことを思い焦がれていた」と感慨深げに話した。

 「最初はバタバタした。視野が狭く落ち着かなかった」。緊張はあったものの右サイドバックで冷静にプレーした。ファーストタッチを無難にこなし前半3分に右サイドからクロス。後半41分にはDF堀米のクロスにスライディングで飛び込んだ。同43分には相手選手と交錯し右足を痛めながら走り切り「痛みを感じる喜びを感じられた。痛かったけどうれしい瞬間だった」と充実感をにじませた。

 筑波大から加入した16年の開幕戦で先発デビューも、同年4月24日の名古屋戦後にリンパ節に腫れを感じ、急性白血病と診断された。6月に病名を公表し、11月に骨髄移植の手術を受けた。

 治療、リハビリを経てトップチームの練習に復帰したのが昨年6月。同年11月に選手契約の凍結が解除された。今年8月17日の岡山戦で1210日ぶりにベンチ入り。着実に復帰への歩みを続けた。

 この日は闘病生活を支えた両親の結婚記念日。所用で観戦できなかった2人からは「頼むよ」と声を掛けられていた。早川は「結果は残せなかったけど90分は出場できた。本当に支えてくれて感謝です」と涙を浮かべた。 

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「久保建英」特集記事

2019年10月6日のニュース