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鹿島 シーズン全4冠へ!犬飼&伊藤弾で冷や汗4強

[ 2019年9月9日 05:30 ]

準決勝進出を決め、笑顔でポーズをとる鹿島・犬飼(左)と伊藤
Photo By 共同

 YBCルヴァン杯は各地で準々決勝第2戦の4試合が行われ、鹿島が2年連続準決勝進出を決めた。ホームで浦和に2―2で引き分け、2戦合計5―4とした。序盤から劣勢が続く中、2戦合計でのリードを守りながら耐え続け、後半42分にFW伊藤翔(31)が値千金の同点ゴールを決めた。準決勝は10月9日と13日に行われる。

 ACLを含めた全4冠を唯一狙える鹿島が、苦しみながら4強入りを果たした。シャドーや中盤の動きなどを修正してきた浦和に序盤から圧倒された。あまりの内容の悪さに0―1で前半を終えると、ロッカールームではけんかさながらの「建設的な話し合い」(FW伊藤)が勃発。「逆にそこでみんなでカツを入れられたのが良かった」と伊藤。不明瞭だったマークも整理し直した。

 後半、浦和のエース興梠の負傷交代と鹿島FW土居の投入で流れを引き戻し、DF犬飼がFKの流れから1点を返し1―1。再び勝ち越しを許した後に伊藤が浦和GK西川の股下を抜いた。それでも「個人的には全く満足していない」と背番号15。JリーグVの行方を占う14日の首位FC東京との直接対決に向け切り替えた。

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2019年9月9日のニュース