レアル　FWベール 中国スーパーリーグへ移籍の可能性浮上

　スペイン1部リーグ、レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベール（30）が中国スーパーリーグに移籍する可能性が出てきた。

　スペイン紙マルカ（電子版）は21日、江蘇蘇寧、上海申花がベール獲得に興味を示していると報道。ともに税引き後（手取り）で1700万ユーロ（約20億5700万円）という高額年俸を負担する財政力があるという。また古巣トットナム（イングランド）が移籍金5000～6000万ユーロ（約60億5000万円～72億6000万円）で獲得に動く可能性もあると伝えた。

　Rマドリードで米国遠征に帯同しているベールは20日、ヒューストンで行われた親善大会インターナショナルチャンピオンズ杯のバイエルン・ミュンヘン（ドイツ）戦でベンチ外。試合後にジダン監督はベールについて「クラブは移籍先（候補）の他クラブと交渉している。近日中に見通しが分かると思う。みんなのために、早く決まった方がいい」と退団する見通しを明かしていた。

　ベールは2013年にトットナムから当時史上最高の移籍金1億ユーロ（約130億円）で加入。6シーズンで公式戦231試合で102ゴールを挙げ、欧州チャンピオンズリーグ3連覇などに貢献した。一方でケガが多く、昨季はリーグ8得点（29試合）に終わり、3月に復帰したジダン監督から戦力外通告を受けたと伝えられていた。

　これまで移籍先候補にはマンチェスター・ユナイテッド（イングランド）、パリ・サンジェルマン（フランス）、バイエルン・ミュンヘンなども挙がっていた。