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神戸 イニエスタ主将ガックリ…光見えぬ3連敗 忍び寄る降格圏再び

[ 2019年7月21日 05:00 ]

明治安田生命J1第20節   神戸0―2横浜 ( 2019年7月20日    ノエスタ )

<神戸・横浜M>前半、攻め込む神戸・イニエスタ=右(撮影・後藤 正志)
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 本当なら胸が弾む時なのに、神戸イニエスタは憂鬱(ゆううつ)だった。ユース時代から数え、23年間在籍したバルセロナとの親善試合は1週間後。旧友との再会を楽しみにする心は、3連敗で光が見えないチームの現状に支配されていた。

 「決定力を欠いた試合が続いている。全員が力以上のものを出さないと勝てない。バルセロナ戦?今は考えられないよ」

 単純なミスから先取点を許す“定食メニュー”。後半14分に相手が1人退場者を出しても、単調な攻撃で数的優位を生かせない。同33分に与えたPKでジ・エンド。「勝ちを重ねて、下の順位で苦しむ時間をできるだけ少なくしないといけない」。元スペイン代表の言葉には危機感があった。常勝軍団しか知らない名手にとって、未体験ゾーンの降格争い。このままでは、かつての仲間に合わせる顔がない。

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2019年7月21日のニュース