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レアル久保 あるぞ1月国王杯トップデビュー!地元紙「ジダンの計算に入ってる」

[ 2019年7月9日 05:30 ]

マドリードの空港に到着した久保建英(中央)は現地メディアや出迎えたレアル・マドリード職員に囲まれて移動する(撮影・小海途 良幹)
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 レアル・マドリードに移籍した日本代表MF久保建英(18)が、今季中にもトップデビューする可能性が高まった。1季目は3部所属のBチームでプレーする予定だが、地元紙「アス」は元フランス代表MFのジネディーヌ・ジダン監督(47)が今季の国王杯で起用するプランを持っていると報じた。7日にマドリード入りした久保は8日、チームに合流。9日にはトップチームの一員として北米遠征の合宿地カナダに入る。

 久保がレアルでの第一歩を踏み出した。マドリード市内のクラブハウス。黒の練習着姿で登場すると、チームメートと握手するなど顔合わせをした。チームはこの日が始動日で、各選手はマドリード市内のクラブ施設と病院でメディカルチェック。古巣FC東京の壮行セレモニーでは「世界に羽ばたけることを誇りに思う」と語っていたが、ついに挑戦が始まった。

 前日にマドリード空港に到着した時点で注目度は高かった。クラブ関係者を従え、手荷物カートを押した久保が姿を現すと、地元メディアが殺到。質問には応じなかったが、矢継ぎ早にスペイン語での質問を浴びた。

 日本ばかりか世界屈指の名門の期待をも背負った18歳。そんな新星が、前倒しでモドリッチ、アザールら“銀河系軍団”の仲間入りを果たす可能性が判明した。1季目は元スペイン代表FWのラウル監督が率いる3部のBチームでプレーする予定だが、8日付アス紙(電子版)によれば、ジダン監督は既に、今季のスペイン国王杯で久保をトップチームでデビューさせるプランを練っているという。

 来年1月のスペインスーパー杯に出場するRマドリードは同22日に組まれている国王杯3回戦からの登場。いきなり強豪との対戦も考えられる。久保がそこでジダン監督に認められれば、2年目に予定されるトップ昇格が早まる可能性もある。関係者によれば、ジダン監督は南米選手権でのプレーを映像でチェック済みという。

 「久保はジダンの計算に入っている」と報じたアス紙は、ドリブル、視野の広さなど技術の高さを指揮官が評価しているとし、自ら帯同を希望した9日からのモントリオール合宿で実際にチェックし、長所の確認に加え、今後向上すべき点などを洗い出す意図という。エル・ブランコ(白い巨人)の久保がいよいよベールを脱ぐ。

 ▽スペイン国王杯(コパ・デル・レイ) スペイン最古で日本の天皇杯に相当する大会。優勝チームはリーグ戦で欧州CL出場権を得た場合を除き翌シーズンの欧州リーグ出場権を獲得。前回優勝はバレンシアで最多はバルセロナの30回。19~20年シーズンは116チームが参加し1部所属クラブは2回戦から登場。来年1月のスペインスーパー杯に出場するバルセロナ、バレンシア、Aマドリード、Rマドリードは3回戦から出場。

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