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“新生”ブラジル 地元で歓喜V!若さ&組織的守備でネイマール不在補う

[ 2019年7月9日 05:30 ]

南米選手権決勝   ブラジル3-1ペルー ( 2019年7月7日    ブラジル・リオデジャネイロ )

南米選手権で優勝し喜ぶブラジル代表イレブン(AP)
Photo By AP

 開催国のブラジルが3―1でペルーを下し、07年以来4大会ぶり9度目の優勝を果たした。エースのFWネイマール(27=パリSG)を負傷で欠く中、FWガブリエルジェズス(22=マンチェスターC)が1―1の前半終了間際に勝ち越し点を決めるなど、2試合連続で1得点1アシストと活躍。前半15分に先制点を決めたFWエベルトン(23=グレミオ)が決勝MVPと大会3ゴールで得点王に輝いた。 試合結果

 ネイマールの不在を感じさせなかった。地元大会で成長した若手攻撃陣が決勝で躍動。ガブリエルジェズスは準決勝アルゼンチン戦に続いて2点に絡んだ。前半15分に個人技で1人をかわし右クロスでエベルトンの先制点を演出。1―1に追いつかれた直後の前半終了間際には、流れを引き戻す勝ち越し点を速攻から左隅に決めた。

 昨年のW杯は全5試合に先発し無得点に終わった背番号9は「W杯から学んだ。精神的に成長したし練習を積んできた」と胸を張った。その殊勲者が後半25分に2度目の警告を受けて退場したものの、終了間際にエベルトンがダメ押し点につながるPKを獲得。代表初得点を含む大会3ゴールで得点王にまで輝いた国内組の23歳は「全てを出し尽くした」と喜びに浸った。

 失点は決勝のPKによる1点だけ。組織的守備を築いたチチ監督は16年の就任後、初タイトルを獲得し「ようやくセレソンの監督になれた。ネイマールは(世界)トップ3の選手だが、チームワークで強さを維持できた」と一丸となってエース不在を乗り越えた選手を称えた。

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