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なでしこFW岩渕、東京五輪へ危機感「全てを見直さないと」 W杯で感じた「前への推進力」の差

[ 2019年6月27日 20:23 ]

W杯から帰国したFW岩渕
Photo By スポニチ

 サッカーの女子W杯フランス大会でベスト16に入ったサッカー日本代表が27日、成田空港着の航空機で帰国した。11年W杯ドイツ大会以来となる2大会ぶりの頂点を目指したが、決勝トーナメント1回戦でオランダに1―2で敗れた。1次リーグでは第1戦アルゼンチンに0―0、第2戦スコットランドに2―1、第3戦イングランドに0―2の1勝1分け1敗の2位通過だった。

 11年、15年に続いて3大会連続出場となったFW岩渕真奈(26)は「これまでの大会と比べて、長い時間ピッチに立って個人的に充実はしていた。ただ、自分にはチームを勝たせる力はなかったし、全てにおいて物足りない。やっぱり悔しいなと思う大会だった」と総括。その上で「16強で終わってしまったが、東京五輪に出場できるのは12カ国。自分たちは予選を免除されるが、その予選を勝ち抜いてきた強豪が出てくる大会ですし、一からというとネガティブに聞こえちゃうかも知れないですが、個人的な意見として全てを見直さないといけないと思っている」と現状に危機感を募らせた。

 さらに海外との差を報道陣に質問されると「過去2大会と比べるのは難しい」と前置きしたうえで「スピードやパワー、パス1本の速さ、前への推進力が違う。ボールを持ってゴールに向かわない選手が誰ひとりいないというか、各個人がドリブルでボールを運べる。日本はフィジカルで劣る部分もあるが、もう少し個々がゴールに向かえたらいいかなと思う」と課題を挙げた。

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2019年6月27日のニュース