なでしこ16強で涙…若さ露呈で高倉監督「勝ち切る部分では勝負強さがまだない」

[ 2019年6月27日 05:30 ]

女子W杯 決勝T1回戦   日本1―2オランダ ( 2019年6月25日    レンヌ )

試合終了の瞬間、天をあおぐ熊谷(左)と杉田(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 なでしこの挑戦は早々に幕を閉じた。決勝トーナメント1回戦でなでしこジャパンはオランダと対戦し、1―2で惜敗。ベスト8入りを逃した。MF長谷川唯(22=日テレ)のゴールで追いついたが、終了間際にDF熊谷紗希(28=リヨン)のハンドで与えたPKを決められた。再三の決定機を外すなど、ラストプレーの精度が東京五輪への課題となる。チームは26日、帰国の途に就いた。

 世界一奪還を目指した戦いは、あっけなく終幕を迎えた。平均年齢約24歳と出場国中2番目に若く、17人がW杯初出場という若いチームにはゴール前の落ち着きと、したたかさが欠けていた。高倉監督は「勝ち切るという部分では、勝負強さがまだない」と目を真っ赤にしながら絞り出した。

 CKから先制を許したが、左サイドで4人が絡む日本らしい連係から最後は長谷川が決めて追いついた。オランダの運動量が極端に落ちた後半は籾木の投入で攻撃が活性化。相手ゴールに迫る回数は増えたものの、34分の杉田のシュートはクロスバー。35分には籾木がゴール前のこぼれ球を捉えたが相手GKの好守に阻まれるなど、決定機を仕留めきれなかった。

 FIFA公式記録によると日本は全4戦で54本のシュートを放ったが、うち枠内シュートは18本で得点は3のみ。鮫島が「自分たちには米国や欧州が持っているようなペナルティーエリア内での勝負強さ、パワー、スピードがまだない。後ろできれいに崩せても、結果につながらなくては」と話したように、決定力不足は早急に解決すべき課題だ。

 大会は8強が出そろったが、うち7チームが高い身体能力に加えて技術、戦術を身につけ台頭してきた欧州勢。日本が誇る組織力を欧州勢も身につけ始め、単純にサイズで劣る日本が勝ち上がるのは容易ではない。自国開催の東京五輪まで残り1年。「結果を出せる選手たちが全体的に増えていかないといけない」との熊谷の言葉に、危機感がにじんだ。

 ▼キリンホールディングス株式会社磯崎功典代表取締役社長 選手一人一人が、最後まで戦う姿に感動しました。これからもファン・サポーターとともに、なでしこジャパンを応援していきます。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「久保建英」特集記事

2019年6月27日のニュース