×

男子は甲府U―12、女子は千葉中央FCU12ガールズV ダノンネーションズC in JAPAN

[ 2019年4月6日 05:30 ]

男子優勝の甲府U―12
Photo By 提供写真

 12歳以下の世界王者を決めるサッカー大会「ダノンネーションズカップ」が今年10月、スペイン・バルセロナで開催される。日本では昨年11月から「ダノンネーションズカップ2019 in JAPAN」(特別協賛・ダノンジャパン株式会社)を開催。3月23、24日に東京・駒沢オリンピック公園であった本大会の決勝で、男子はヴァンフォーレ甲府U―12、女子は千葉中央FCU12ガールズが優勝して世界大会への進出を決めた。

× × ×

 “ジュニア世代のW杯”とも呼ばれるサッカーの国際大会、ダノンネーションズカップの日本代表がついに決定した。日本予選の激闘を勝ち抜いたのは男子が甲府U―12、女子が千葉中央FC。表彰式では両チームとも栄光のシャーレを天に突き上げて、早春の青空に歓喜の声を響かせた。

 本大会の決勝は、頂上決戦にふさわしいハイレベルな攻防が繰り広げられた。甲府は同じJリーグクラブの育成組織である清水U―12と激突。前半6分すぎに7番の鈴木が好アシストにも助けられて右足シュートで先制すると、2分後にも相手キーパーを1対1で抜き去って再び右足弾で得点。チームは2点リードを守り切って優勝した。千葉中央はバディフットボールクラブと対戦し、0―0でPK戦に突入。2本目を外して劣勢に立たされたが、続く3、4人目が冷静に決めて3―2で逆転した。

 大会アンバサダーを務めた元サッカー日本代表の前園真聖氏は本大会を会場で観戦。「世界までつながっている大会は非常に価値があると思います。普段から世界を意識して、1試合1試合を大切にしてください」と、ダノンネーションズカップに出場したすべての選手にエールを送った。

 甲府と千葉中央は10月、スペイン・バルセロナに乗り込む。27カ国が出場する世界大会。甲府は16年大会で準優勝しており、主将の楠彪(くすのき・ひょう)は「今回は優勝を目指してがんばります」と悲願の頂点を見据えた。日本から世界へ―。ジュニアアスリートたちにダノンネーションズカップという最高峰の舞台が待ち受ける。

 ▽千葉中央・蒲小雪(かば・こゆき)主将 練習の成果を出して優勝できてうれしいです。スペインでは海外の選手たちに負けないように頑張ります。

 【本大会決勝】

 男子 甲府U―12 2―0 清水U―12

 女子 千葉中央FCU12ガールズ 0―0(PK3―2) バディFC

 ≪前園氏がトークショー≫前園氏は会場で、ジュニアアスリートの栄養と水分補給をテーマとしたトークショーにも参加した。管理栄養士の久保田尚子さんを相手にして、自らの現役時代のエピソードなどを披露。海外遠征などでは「炭水化物として日本ではうどんをよく食べていたけど、パスタにしていました」と振り返っていた。「きょうの朝もヨーグルトを食べてきました」と親子で集まった観客に栄養の重要性を説いていた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年4月6日のニュース