横浜・広瀬、J史上3例目父子弾!父は元浦和FK名手 3戦ぶり勝利貢献

[ 2019年4月6日 05:30 ]

明治安田生命J1第6節   横浜3―0浦和 ( 2019年4月5日    埼玉 )

後半25分、ゴールを決めた横浜・広瀬(左から2人目)と喜ぶ畠中(左)らイレブン(撮影・西海健太郎)
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 各地で3試合が行われ、横浜は敵地で浦和を3―0で下した。後半25分には浦和下部組織出身のDF広瀬陸斗(23)がJ1初ゴールを決め、リーグ3戦ぶりの勝利に貢献した。かつて浦和でプレーした父・治さん(53)も観戦に訪れた一戦で、J1では史上3例目の「父子ゴール」を達成した。鹿島はホームでMFレオ・シルバ(33)のゴールなどで首位・名古屋に逆転勝ち。リーグ3連覇を狙う川崎FはC大阪と引き分け、ホーム初勝利はお預けとなった。

 憧れだった埼玉スタジアムで、広瀬が主役になった。2―0の後半25分、FWマルコス・ジュニオールのパスをフリーで受けると、ペナルティーエリア中央から右足を振り抜く。強烈なシュートをゴール右隅に突き刺し、スタンドへ高々と拳を掲げた。

 「両親が来ていることは分かっていたので。やったぞーって」

 父・治さんは現役時代を浦和一筋で過ごし、FKの名手として知られた。広瀬も父の後を追うように中学入学と同時に浦和の下部組織に入団。同期のMF関根(現シントトロイデン)らと汗を流した。埼玉スタジアムでのプロデビューを夢見たが、トップチーム昇格はかなわなかった。「悔しかった。でも(入団する)チームのために頑張ろうと思った」と腐ることなくJ2水戸、徳島で奮闘。FW出身ならではの攻撃力を高く評価した横浜からオファーを受け、今季、J1初挑戦を決めた。

 試合前には父から「浦和戦だからといって気負わず、いつも通りのプレーを」とLINEでメッセージが届いたという。その言葉に背中を押されるように「自分では(対浦和を)あまり意識しないようにしていた」と冷静に奪ったゴールは、J1では史上3例目の父子弾となった。試合後には浦和サポーターからも温かい拍手が送られた。回り道をしながらもたどり着いた舞台で、広瀬が確かな成長の証を示した。

 ◆広瀬 陸斗(ひろせ・りくと)1995年(平7)9月23日生まれ、埼玉県出身の23歳。現役時代に「FKの名手」として知られた元浦和の広瀬治氏(現指導者)を父に持ち、自身も浦和の下部組織で育った。14年にJ2水戸に加入、15~18年はJ2徳島でプレーし今季から横浜に加入。J2通算128戦4得点。U―17~19まで年代別代表にも選出された。利き足は右。1メートル76、68キロ。

 ≪水沼、バブンスキー父子に続いた≫横浜DF広瀬がJ1初ゴール。広瀬の父・治は元浦和MF。父もJ1で得点を決めており、水沼父子、バブンスキー父子に次ぐ、史上3組目のJ1父子ゴール達成となった。ちなみにJ2、J3を含めると、他に高木父子(父・琢也、子・利弥)、風間父子(父・八宏、子・宏希、子・宏矢)、さらにバブンスキー息子の弟・ドリアンがJ2町田でゴールを決めている。

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