Ｊ２新潟　ホーム開幕戦は１０年連続勝利なし　暫定７位に後退

＜新潟―柏＞ホーム開幕戦を白星で飾れずにガックリ乃選手たち
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　Ｊ２新潟は９日のホーム開幕戦で柏と対戦し０―１で敗れた。３戦目で今季初黒星。ホーム開幕戦は１０年連続勝利なし。勝ち点４のままで順位は５位から暫定７位に後退した。

　Ｊ１からの降格チームで開幕２連勝中の柏と互角に渡り合ったが、後半２８分に決勝点を奪われた。相手のクロスをＤＦ渡辺泰基（１９）がクリアミス。逆サイドにこぼれたところをＦＷオルンガ（２４）に決められた。終盤にＭＦシルビーニョ（２８）を投入し、センターバックの大武峻（２６）を前線に上げるなどして反撃を試みたが、１点が遠かった。

　片渕浩一郎監督（４３）は「拮抗した、球際の激しいゲームだった。失点は崩されたわけではないが、一瞬の隙、１つのミスが勝負にかかわることを私も選手も痛感したゲームだった」と話した。

　大武は「（失点シーンは）みんなクリアするだろうと思って足が止まった。それだけ。ゲーム全体を通して自分たちのサッカーはできた。この１敗で何かを変える必要はない」と敗戦の中にも手応えを感じていた。

　ルーキーＤＦ新井直人（２２）は「１つのクリアミス。それを触る、触らないという何センチ、何十センチ（の差）せ１点を決められて、勝ち点３を落とす結果になる。より細かい部分にこだわってやっていきたい」と前を向いた。