異色過ぎるJリーガー誕生 目指すは30歳全盛期説の実証 きっかけは長友から誘い

[ 2019年3月8日 10:30 ]

 異色過ぎるJリーガーが誕生した。J2水戸は6日、DF近藤慎吾(32)の加入を発表した。近藤はクラブを通じて「多くの方の支えで今回チームに加入する事が出来ました。支えてくださった方々への感謝を伝えたいです。今日から少しでもチームに貢献できる様に邁進します。よろしくお願いします」と決意を示した。

 実はこの方、日本代表DF長友佑都(32=ガラタサライ)の元マネジャー。長友が代表取締役社長兼CEOを務める株式会社Cuoreで働き、30歳を超えてからJリーガーを目指し始めた。昨年12月25日に、同社からJリーガー挑戦プロジェクトが発表されていた。

 発端は明大サッカー部の同期である“社長”からの誘いだったという。人は30歳で全盛期を迎えるという説の実証に向けた挑戦。トルコにいるときに話を持ちかけられた。「冗談」。「現役Jリーガーへの冒涜になるのではないか」。そんな思いも浮かんだが、長友は本気だった。難関だらけの挑戦に、次第に前向きになっていった。

 明大4年時には、大学に所属しながらJリーグに出場できる横浜FCの強化指定選手になった過去もある。それでも就職の道を選んだのは「長友や同期でプロになった選手と自分を比べて、自分がプロで生き残ることはできないのでは」と感じたからだった。「大学時代に選択した道を否定する事になるのではないか」などと葛藤もあったが、やり抜くと決めた。

 長友の食事をサポートする加藤シェフのマネジメント業務をこなしながら、食事管理やトレーニングに励んだ。そしてプロジェクト発表から71日。ついにJ2水戸からの加入内定が発表された。今後は試合への出場を目指して励んでいくという。前代未聞の誘いから始まったチャレンジが、本格的に幕を開けた。(波多野 詩菜)

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