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磐田J1残留!決勝PKの“東京五輪世代”小川航「決める自信はありました」

[ 2018年12月8日 18:25 ]

J1参入プレーオフ決定戦   磐田2―0東京V ( 2018年12月8日    ヤマハ )

<磐田・東京V>前半41分、小川航がPKを決めて磐田が先制(撮影・篠原岳夫)
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 J1最終節で13位から16位に転落してプレーオフ(PO)に回った磐田がJ2の6位からPOの1、2回戦を勝ち上がってきた東京Vに2―0で勝利を収め、J1残留を決めた。

 今季先発4試合ながら先発1トップに抜てきされたFW小川航基(21)が前半40分に右サイドからの長いスルーパスに鋭く反応してペナルティーエリアに進入し、東京VのGK上福元に倒されてPKを獲得。同41分、自らキッカーを務め、上福元の逆を突いて右足でゴール左隅に決めた。

 名波浩監督(46)の期待に見事応えた2020年東京五輪世代のストライカーは「本当にホッとしているの一言に尽きると思います」と笑顔。悪夢のようなJ1最終節・川崎F戦(1日)での敗戦、そして16位転落からの1週間を「フロンターレ戦の敗戦からどういう風にここに照準合わせるかっていうので、すごく切り替えだったりとかすごく難しかったところありますけど、やっぱりJ1に残りたいっていうその気持ちだけが自分を動かしたかなと思っています」と振り返った。

 PKを獲得した場面については「いいパス出て来たんで、タイミング良く先にチョンって触れたんで。あのシーンは本当に裏に抜け出すタイミングも良かったし、本当に良かったシーンかなと思います」と満足げ。主将を務めていた桐光学園高3年時の全国高校サッカー選手権3回戦・青森山田戦では試合中に自身のハットトリックが懸かっていたPKを外し、5人目のキッカーを務めたPK戦でも再び外して敗退。今年11月3日の広島戦で決めたJ初ゴールとなる決勝点は自ら志願して決めたPKだったが、またしても記憶に残る決勝PK成功となった。

 「押せ押せの時間帯でここのPKはすごく大事なものになるっていうのは分かっていましたし、本当に決める自信はありましたし。それが勝ちにつながって本当に良かったと思います」と小川航。「これで満足せずに、J1で上位を狙えるようなチームでやっていきたいなと思うんで。これからもこのオフシーズン、しっかりと準備して来年に備えたいと思います」と東京五輪前年となる来季へ意気込んだ。

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2018年12月8日のニュース