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東京V11年ぶりのJ1昇格ならず ロティーナ監督無念「負けてしまいました」

[ 2018年12月8日 17:42 ]

J1参入プレーオフ決定戦   東京V0―2磐田 ( 2018年12月8日    ヤマハ )

<J1参入プレーオフ 磐田・東京V>「0−2」で敗れたスコアとサポーターを背にガックリの東京Vイレブン(撮影・西海健太郎)
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 来季のJ1参入を懸けたプレーオフ(PO)決定戦が8日にヤマハスタジアムで行われ、J2の6位からPOの1、2回戦を勝ち上がった東京VはJ1で16位の磐田にセットプレーで2失点して0―2で敗れ、2008年以来11年ぶりとなる来季のJ1昇格を逃した。

 J2で6位の東京VはPO1回戦で大宮(5位)、2回戦で横浜FC(3位)にそれぞれ1―0で勝利を収めて2連勝。J1切符をつかむためには、すべて敵地での3連勝が絶対条件だったが、準決勝で敗れた昨年のJ1昇格プレーオフに続いて昇格に失敗した。GK上福元直人(29)が与えたPKを磐田FW小川航基(21)に決められ前半41分に先制を許すと、後半35分にはMF田口泰士(27)に壁の間を抜く直接FKを決められた。

 昨季から指揮を執るスペインの名将、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(61)は「残念です。東京Vは来年1部にいるのにふさわしいクラブだと思っていた。ただ、負けてしまいました」とし、「悪くない試合をしていたが、PKが痛かった」と昇格のためには勝利しかない試合で先制を許したシーンを回想。さらに「2点目も痛かった。1点差ならこっちが1点取れば相手がナーバスに陥る状況だった」と昇格するには3点を取るしかなくなった後半35分の失点を悔やんだ。

 「選手は意欲を持ってやってくれたし、全体的に成長できたと思う」とこの1年を振り返ったロティーナ監督。「東京Vは若い選手が多く、1部でプレーするにふさわしい選手が多い。彼らが1部でプレーできないのは残念」と無念の表情だった。

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2018年12月8日のニュース