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手倉森氏 長崎監督就任会見で宣言「1年でJ1復帰」

[ 2018年12月8日 05:30 ]

次期監督に就任する手倉森氏(中)と握手する長崎の高田明社長(右はジャパネットホールディングスの高田旭社長)
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 来季J2の長崎で監督に就任する手倉森誠氏(51)が7日、長崎県佐世保市内で会見し「1年でJ1に復帰する」と力強く宣言。高田明社長(70)、クラブの親会社であるジャパネットホールディングスの高田旭人社長兼CEO(39)も同席した。

 日本代表のコーチを経て、リオデジャネイロ五輪代表で指揮を執って以来2年ぶりに“監督”という肩書きが付く。手倉森氏は得意のオヤジギャグ?!で、その高揚感を表した。

 「長崎の“長い先”の壮大なビジョン、日本を代表するクラブを作り上げるという気持ちを聞き、俺の出番だなと。やるしかないと思った」。冒頭のつかみだけで満足せず「長崎は坂が多い。人生、上り坂もあれば下り坂もある。“まさか”もある。まさかの勝ち方をしていきたい」と意気込んだ。

 複数のオファーを受けながら長崎を選んだ理由には11年の東日本大震災で被災した、仙台を率いた経験が絡む。長崎は太平洋戦争末期に原爆を投下された。「日本人として過去に苦しい出来事があったこの地を、サッカーを通じて、もっと幸せな地域にしたい」

 今季まで6年間監督を務めた高木氏と同学年。「(高木氏は)戦略家。選手にすりこまれたものを生かしたい。J1に戻ることを優先に、J2ではタフでたくましいサッカーを見せたい」と前任者のスタイルを継承しながら自身の色を出す構え。「ホームでは絶対に負けたくない。数年でJ1で優勝争いできるチームをつくる」と約束した。旭人社長は「お金ではなく、長崎の理念に賛同してくれた。長いスパンで一緒にやっていきたい」と長く手倉森体制が続くことを期待した。

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2018年12月8日のニュース