磐田J1残った!名波監督采配ピタリ、先発抜てき小川航が決勝PK

[ 2018年12月8日 16:00 ]

J1参入プレーオフ決定戦   磐田2―0東京V ( 2018年12月8日    ヤマハ )

<J1参入プレーオフ 磐田・東京V>前半、PKでゴールを決めた磐田・小川は名波監督とタッチ(撮影・西海健太郎)
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 来季のJ1参入を懸けたプレーオフ(PO)決定戦が8日行われ、J1最終節で16位に転落してPOに回った磐田が東京Vに2―0で勝利を収め、J1残留を決めた。先発に抜てきされた2020年東京五輪世代のFW小川航基(21)が前半41分に自ら得たPKを決めて先制。引き分けでも規定で残留が決まるところだったが、後半35分にはMF田口泰士(27)がゴール正面やや右寄りの直接FKを壁の間を抜いて決め、2点差をつけての完勝だった。

 磐田は13位で1日のJ1最終節を迎えながら、川崎F戦のアディショナルタイムにDF大井主将のオウンゴールで失点して1―2で敗れ、まさかの16位に転落。横浜、湘南、鳥栖、名古屋と勝ち点41で並んだが、得失点差6に泣き最後の最後にPOへ回ることになったが、J1へ踏みとどまった。

 前半40分、右サイドからの長いスルーパスに鋭く反応した小川航がペナルティーエリアに進入。ボールに飛びついた東京VのGK上福元が小川航を倒して磐田にPKが与えられ、同41分に自らキッカーを務めた小川航が上福元の逆を突いて右足でゴール左隅に決めた。プロ3年目の小川航は今季リーグ戦先発がわずか4試合だったが、シーズン中に練習をオープンにしてきた名波浩監督(46)が4日連続で練習を完全非公開にして先発に抜てき。その期待に見事応えた。

 小川航とPKには浅からぬ“因縁”がある。主将を務めていた桐光学園高3年時の全国高校サッカー選手権3回戦・青森山田戦で試合中に自身のハットトリックが懸かっていたPKを外し、5人目のキッカーを務めたPK戦でも再び外して敗退。今年11月3日の広島戦で決めたJ初ゴールとなる決勝点は自ら志願して決めたPKだったが、またしても記憶に残る決勝PK成功となった。

 J2で6位の東京Vはプレーオフ1回戦で大宮(5位)、2回戦で横浜FC(3位)にそれぞれ1―0で勝利を収めて2連勝。J1切符をつかむためには、すべて敵地での3連勝が絶対条件だったが、準決勝で敗れた昨年のJ1昇格プレーオフに続いて昇格に失敗した。1993年のJリーグ初代王者から2連覇を果たした名門。一時の深刻な経営難を乗り越え昇格まであと一歩と迫ったが、2008年以来11年ぶりとなるJ1にはまたも手が届かなかった。

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