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清水・左伴社長「私自身の進退をかける覚悟」の声明文発表 「様々な分野で値上げ」断行へ

[ 2018年11月26日 14:41 ]

 J1の清水が26日、クラブの公式サイトを更新。左伴繁雄社長(63)が「私自身の進退をかける覚悟で」来季に向け様々な分野で値上げを断行することを明かした。

 公式サイトに掲載された左伴社長の声明文は「2019シーズンを前に:皆様へのお願い」とのタイトル。清水は明治安田生命J1リーグ戦で1試合を残して現在7位だが、まずは「最終戦の結果次第では会社としての目標である『1桁順位』の達成は勿論のこと、他力ではありますが故久米GMが目指しておりましたベスト5も数字の上では可能となる位置まで上昇して参りました」と23日に大腸がんのため亡くなった取締役副社長兼ゼネラルマネジャー(GM)の久米一正氏(享年63)が願った5位を狙える位置にいることを改めて強調した。

 その上で「満を持しての来シーズンは、現在のサッカーをベースに更なる進化を果たし、中期経営計画で御示し致しました『リーグ戦、カップ戦に於いてタイトル争いに絡んでいく』フェーズにチャレンジして参ります」と決意表明。「2014年度12・9億円で運営していた強化費は、昨年度で16・7億円、今年度は18・7億円となる見込みです」とし、「この規模は、J1クラブ中位程度に留まっており、確実にタイトルを狙うにはもうひと踏ん張りが必要です」とさらに強いチームになり、タイトル争いに加わるため値上げせざるを得ない理由を切々と訴えた。

 そして、「勿論これまで以上に法人営業も頑張ります。また、値上げに相応しいサービスや新たなファンエンゲージの取り組みも行って参ります。そして、皆様の大切な懐を痛めるわけですから、来シーズンは、チームの更なる浮揚と、何かの足しにと私自身の進退をかける覚悟で、ピッチの上でも市中外回りでも闘って参る所存です」と自らの進退にも触れた左伴社長。「今後様々な分野で値上げをお願いすることとなりますが、どうか皆様のご理解と、ご協力を切にお願い申し上げます」と長文の声明文を締めくくっている。

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2018年11月26日のニュース