平川が引退…浦和支えた39歳生え抜きDF 今季出場わずか2戦で決断

[ 2018年11月26日 05:50 ]

今季限りでの引退を表明した浦和・平川
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 浦和のDF平川忠亮(39)が今季限りで現役を引退することが25日、分かった。清水商(現清水桜が丘)、筑波大を経て02年からは浦和一筋。9月の横浜戦に39歳4カ月15日で出場し、クラブの最年長出場記録を更新したものの、今季の出場はここまで2試合。静かにスパイクを脱ぐ決断を下した。

 まさに赤い彗星(すいせい)だった。新人だった02年、圧倒的なスピード、突破力を武器に左サイドのレギュラーに定着。その後も左右のサイドを主戦場に17年間プレーした。04年に三都主アレサンドロ、06年には相馬崇人ら次々と日本代表クラスが加入するというビッグクラブの宿命と戦いながらJ1通算出場は335戦を誇る。

 06年にリーグ初優勝に貢献すると、07年にはACLを初制覇。特に準決勝の城南(韓国)戦はPK戦にまでもつれる死闘で、最後5人目のキッカーとして決着をつけたのが平川だった。浦和の黄金期は平川の歴史とも重なる。親友の小野伸二、高原直泰らと同じ79年生まれ。黄金世代を代表する職人肌の選手だった。

 出場機会が減った近年も「一番嫌なのはチャンスをもらった時に貢献できないこと」と言い、決して準備の手を抜かない姿は若手の手本となった。面倒見も良く人望も厚い。これからもサッカーに携わっていく方針でクラブ側と今後について協議している。残すはJ1最終節と天皇杯。赤きレジェンドがピッチに別れを告げる。

 ◆平川 忠亮(ひらかわ・ただあき)1979年(昭54)5月1日生まれ、静岡県出身の39歳。清水商から筑波大へ進み、4年時にユニバーシアード日本代表の主将も務めた。02年に浦和入り。左右のサイドでプレーしJ1通算335戦9得点。06年リーグ初優勝、05、06年度と天皇杯連覇。ルヴァン杯は03年(当時ナビスコ杯)、16年に優勝。ACLは07、17年と2度優勝を経験。利き足は右。1メートル72、72キロ。

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