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東京V J1昇格へ第一関門突破!数的不利はね返し平が下克上弾

[ 2018年11月26日 05:30 ]

J1参入プレーオフ   東京V1―0大宮 ( 2018年11月25日    NACK )

<大宮・東京V>後半、東京V・平(右から2人目)はヘディングでゴールを決める(撮影・西尾 大助)
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 J1参入プレーオフ1回戦が行われ、J2リーグ6位の東京Vが敵地で5位の大宮を1―0で破り、11年ぶりのJ1昇格へ前進した。退場者を出し、1人少ない10人となってから後半26分にDF平智広(28)が決勝ゴールをマーク。2回戦は12月2日に3位横浜FCのホームで行われJ1の16位との決定戦は同8日に開催される。

 レギュレーションの不利も、数的不利もはね返した。10人の東京Vは後半26分、FKから決勝点を挙げた。右の側頭部に当てゴールを奪ったDF平は、下部組織時代にトップチームのJ2降格を経験。「ユースの時に見ている光景は、今でも忘れない」。名門復活への思いを胸に戦い、「10人でみんなきつかったけど、退場した選手のためにも勝利したかったので凄いうれしかった」とほほ笑んだ。

 大宮より順位が下のため、突破の条件は勝利のみだった。前半は一方的に攻め込み、得点後の終盤約20分は大宮の猛攻をDF若狭の間一髪クリアなどでしのいで守り切った。15日に死去したOBの藤川氏を悼み、喪章を巻いた。「歴史を築いた名選手。そういう方のためにも勝たないといけなかった」と平。11年ぶりのJ1復帰まで、あと2勝に迫った。

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