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川崎F 「競技場リセールサービス」スタート 名門バルセロナも実施

[ 2018年10月31日 10:47 ]

 リーグ連覇へ首位に立つ川崎Fが、トライアルでシーズンチケット限定で「競技場リセールサービス」の実施をスタートさせた。

 競技場リセールサービスとは、シーズンチケット保持者が当該のホームゲームに来場できない場合、そのチケットをクラブに一定額で譲り渡し、それをクラブが再販するサービス。チケットを譲ったシーズンチケット保持者には、オフィシャルグッズショップ「アズーロ・ネロ」で利用できるグッズクーポンが引き替えに手渡される。クラブ関係者は「当日の空席を減らしつつ、より多くのサポーターに来場してもらえれば嬉しいです」と狙いを口にした。

 きっかけは5―3の逆転勝利を飾った20日の神戸戦だったという。当日はDJ KOOさんも来場して大いに盛り上がったハロウィーンイベント開催や、神戸に元スペイン代表MFイニエスタが所属するということもあり、前売りチケットは即完売。また以前より完売試合にもかかわらず競技場が満員にならない試合も数試合あり、クラブ側には複数の問い合わせがあったという。そこで発案されたのがこの「競技場リセールスサービス」で、トライアルながら即導入が実施されることになった。

 対象となる試合は今シーズンのホームゲーム残り1試合、12月1日の磐田戦。20日の神戸戦では、すでに対象試合のチケットが72枚交換依頼があったようで、クラブは準備ができ次第、販売サイトで再販売する運びという。磐田戦のシーズンチケット引き取り対応日・場所は、柏戦が開催される11月3日で、場所は等々力陸上競技場のメインスタンド側場内外総合案内所、バックスタンドコンコース9番ゲート上チケット売り場となっている。

 ソシオで収容約12万人のカンプノウが埋まるスペインの名門バルセロナも同様のサービスを行っており、川崎Fのクラブ関係者は「今後は電子チケットでよりスムーズな交換が出来ような方法を模索したい」と意気込みを語った。

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2018年10月31日のニュース