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森保監督の誠意 C大阪、松本に異例の直接謝罪へ「選手にケガをさせてしまった」

[ 2018年9月12日 09:48 ]

代表戦を終え大阪を離れる森保監督(撮影・西尾 大助)
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 日本代表の森保一監督(50)が誠意の謝罪行脚を行う。3―0で快勝した初陣、親善試合コスタリカ戦から一夜明けた12日早朝、大阪市内で取材に対応。この日のうちにC大阪、J2松本のクラブハウスに出向く方針を示し「(クラブから)選手を貸していただいて我々の活動ができる中で、杉本にも前田大然にもケガをさせてしまい、クラブが大切な時期に戦力を失うことになってしまった。代表活動中のケガなので、そこをお話しさせていただこうと思います」と語った。

 U―21日本代表を率いて準優勝に導いたアジア大会の準決勝UAE戦(8月29日)でFW前田大然(20=J2松本)が負傷。右前脛腓じん帯および右前距腓じん帯損傷と診断され、全治約5〜6週間と診断された。A代表合宿中の7日には紅白戦中にFW杉本健勇(25=C大阪)が右足薬指を負傷。骨折の疑いがあり、長期離脱の可能性もある。J1、J2ともにリーグ戦の真っ直中。広島を率いた経験のある森保監督は主力の離脱の影響の大きさを身をもって知るだけに、両クラブに直接謝罪することを決めた。

 試合翌日にA代表監督自らケガ人に関する謝罪に出向くのは異例。8月12日にスタートしたU―21日本代表合宿から1カ月ぶっ通しで働き続け、この日から約1週間のオフに入る予定だったが、休養開始を遅らせて誠意を見せる。白星発進にも浮かれた様子はなく、周囲への気配りを優先。森保監督はどこまでも律儀で誠実だ。

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