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【中田浩二氏 視点】守備良かったU21、ボール奪取後のつなぎが課題

[ 2018年9月2日 08:40 ]

アジア大会 男子サッカー決勝   日本1―2韓国 ( 2018年9月1日    ボゴール )

<アジア大会 男子サッカー決勝>表彰式を終え、グラウンドを去るU―21日本代表を準優勝に導いた森保監督(撮影・木村 揚輔)
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 90分間は日本がしっかり耐えていたが、延長戦の入り方が良くなかった。韓国が疲れて動きが悪くなり、日本がボールを持てるようになっていた中で、延長に入って立て続けにピンチを招き失点した。1点目は孫興民がドリブルしていたボールを李承佑が左足でシュート。孫興民がそのままシュートしていればDFがコースに入っていたし、GKも予測していただけに意表を突かれた。2点目も初瀬が交代で入ったばかりで、マークがずれて相手を後ろに置いてしまいシュートされた。

 大会を通じ日本は守備が良かった。立田を軸に連係も取れており、相手の攻撃をはね返していた。堅守があったからこそ攻撃も少ないチャンスでゴールを奪うことができた。ただし、ボールを奪った後にどうつなぐか守備を固めた相手にどう対処するかの課題は残った。それでも過密日程の中で多くの選手を試しながら、決勝では年齢的に上の韓国と互角に戦えた。この経験を東京五輪やA代表にどう生かすかが大事だと思う。(元日本代表DF)

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2018年9月2日のニュース