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名古屋の元日本代表MF田口 磐田へ移籍「ともに闘って来られたことは財産」

[ 2018年1月4日 22:21 ]

昨年11月26日、J1昇格プレーオフ準決勝で勝利し、サポーターにあいさつする名古屋MF田口
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 J1に昇格した名古屋の元日本代表MF田口泰士(27)が磐田へ完全移籍することが4日、両クラブから発表された。

 流通経済大付柏高から2009年に名古屋へ加入。9シーズンに渡ってチーム一筋にプレーし、J1は121試合7得点、J2は34試合9得点の通算成績を残し、キャプテンも務めた。J1昇格プレーオフ準決勝・千葉戦ではチームを救う同点弾を決めるなど1年でのJ1復帰に貢献した名古屋の心臓。田口は名古屋を通じて感謝の言葉をつづっている。「このたびジュビロ磐田に移籍する事を決断しました。色々と考え、悩んだ為、ファン・サポーターの皆さまへの報告が遅くなってしまい申し訳ありません。グランパスに加入してから9年間、振り返れば皆さまとともにさまざまな経験をすることができました。ともに喜び、ともに悲しみ、どんな時でも熱い応援をいただいたこと、皆さまとともに闘って来られたことは、僕の財産です。そして、皆さまのおかげで、プロサッカー選手として成長させていただくことができました。この文章だけでは伝えきれないほど感謝の気持ちでいっぱいです。ファン・サポーターの皆さまをはじめ、パートナー企業の皆さま、クラブスタッフの皆さまなど9年間関わっていただいたすべての方々、本当にありがとうございました」。契約に関して、名古屋と考えのすれ違いもあったが、磐田、そして名波監督から高評価を受けての移籍となる。

 名古屋は昨夏、アカデミー(育成部門)出身だった元日本代表MF磯村亮太(26)が新潟へ移籍。新しいチームを編成中だが、今オフは元ブラジル代表FWジョー(30)ら外国籍選手の大型補強に成功したものの、日本人で獲得できたのはここまで元日本代表MF長谷川アーリアジャスール(29)のみになっている。新年を機にクラブにとっても、選手にとっても良き1年になるよう願うばかりだ。

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2018年1月4日のニュース