浦和 反攻への戴冠!新生3バックで南米制した攻撃陣を完封

[ 2017年8月16日 05:30 ]

スルガ銀行チャンピオンシップ   浦和1―0シャペコエンセ ( 2017年8月15日    埼玉 )

<スルガ銀行CS>優勝を喜ぶ浦和イレブン
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 昨季ルヴァン杯王者と南米の昨季スダメリカーナ杯王者が対戦するスルガ銀行チャンピオンシップは15日、埼玉スタジアムで行われ、浦和が1―0でシャペコエンセ(ブラジル)を下した。後半ロスタイムにMF阿部勇樹(35)がPKを決め、激闘を制した。昨年11月の航空機事故で多くの選手らが犠牲となったシャペコエンセはゴールが遠く無得点。対戦成績は日本勢の6勝4敗となった。

 試合終了間際、PK判定に対するシャペコエンセの抗議は3分以上も続いた。キッカーの阿部は人の輪を避け、集中力を研ぎ澄ませた。「あの時間帯も楽しみながら独りぼっちでいました。忘れられないゲームになりました」。動揺は見せず、冷静に右足一閃(いっせん)。昨季南米カップ戦王者との激闘に終止符を打つ決勝のPK弾となった。

 ゴールには「鍵」をかけた。昨年11月の航空機事故を乗り越えたシャペコエンセとの特別な一戦。3バックの中央にはブラジル人DFマウリシオが今夏の加入後初先発した。「(状態は)80%くらいだが、理想には近づいてきた。さらに質を高めたい」。左右のキック、ライン統率とも安定したプレーを見せ、失点を許さなかった。

 ともに3バックを形成した槙野は前日も時間が許す限りマウリシオとポジショニング、カバリングについて話し合った。言葉の壁はあるが「ライン調整、マークの受け渡し…何の問題もない」と話す。この日、先発した森脇が試合中に右脚付け根部分を痛め、検査を受けることも明かした。それだけにマウリシオの台頭は大きな収穫となった。

 リーグ戦は失点38と安定感を欠き、先月末には成績不振を理由にペトロヴィッチ前監督を解任、9日の甲府戦を最後に関根もドイツ2部インゴルシュタットに移籍した。激動のチームはリベロの両サイドのケアを徹底するなど原点に返り、守備修正に力を注いだ。公式戦は2戦連続で完封勝利、南米の雄を相手にも成果を見せた。堀体制での“1冠”。浦和が大きな自信とタイトルを手に入れた。

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