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シャペコ“無情PK”猛抗議も…指揮官は「おもてなしに感謝」

[ 2017年8月16日 05:30 ]

スルガ銀行チャンピオンシップ   シャペコエンセ0―1浦和 ( 2017年8月15日    埼玉 )

<スルガ銀行CS>後半、PKの判定に抗議するシャペコエンセイレブン
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 シャペコエンセは微妙な判定に泣いた。0―0の後半43分、DFグローリがペナルティーエリア内で浦和FWズラタンと交錯し、PKに。3分以上に及ぶ抗議でもジャッジは覆らず決勝弾を許し、グローリは「浦和の選手もPKではないと言っていた。残念です」と肩を落とした。

 昨年11月の飛行機墜落事故で選手、スタッフら多くの関係者が犠牲になり、ユニホームには亡くなった71人と同じ数の星が刻まれている。下部組織出身のグローリは事故当時にポンチレッタに在籍。多くの友人を亡くし「チームスピリットを伝えないといけない」と古巣に戻った。この日も体を張ったプレーで堅守を支えたが、不可解ジャッジはどうすることもできなかった。

 試合前にはJリーグから義援金1068万5919円を贈呈された。試合後には浦和サポーターが緑のボードを掲げて、スタンドをシャペコエンセのクラブカラーに染めた。韓国人主審の判定で後味の悪い結末となったが、エウトローピオ監督は「今回のおもてなしに感謝したい」と語った。

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