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J2降格の湘南、チョウ・キジェ監督が来季も指揮「謙虚にひたむきに勝利を」

[ 2016年11月21日 16:50 ]

続投が決まった湘南のチョウ・キジェ監督
Photo By スポニチ

 J2降格が決定した湘南は21日、チョウ・キジェ監督(47)が来季も引き続き指揮を執ると発表した。2012年に就任した同監督は来季で6シーズン目となり、自身のクラブ史上最長を更新する長期政権となる。

 日本サッカー協会からは来年新設されるU―18日本代表監督のオファーも届いていたが、来季も指揮を執ることで合意した。決断を下すに当たっては「クラブと選手たちが来季に向けて(どうしたら)一番ポジティブなイメージを持って臨めるかを考えた」という。U―18代表監督については「こうやって興味を持って話をもらえるのは、自分の力ではなく選手、スタッフ、クラブが(自分の意図する)サッカーを体現してくれたから。クラブ全体として名誉なことだという前提の中で、しっかり考えて、本当に悩んで結論を出した」と決断に至るまでの思いを明かした。

 同監督は就任1年目の12年、J2で2位となってJ1復帰を果たしたが、1年で再びJ2に降格。それでも14年には開幕14連勝を飾るなど圧倒的な強さでクラブ初のJ2優勝を飾り、再びJ1の舞台へと戻った。昨季は年間8位と躍進したが、今季はMF永木、遠藤、GK秋元が流出したこともあり、開幕8試合勝ちなしと序盤から苦戦。第2ステージ第3節からは10連敗を喫し、10月22日に3年ぶり4度目となる降格が決定、年間17位でシーズンを終えた。

 クラブを通じて「この度、2017シーズンも引き続き湘南ベルマーレの監督を務めさせていただくことになりました。まず何より、今季J1年間17位と言う結果に終わったにも関わらず、改めて指揮を執る機会を与えてくださったクラブに感謝したいと思います。来季も謙虚にひたむきに勝利を目指し、フットボールを楽しむという気持ちを持って戦っていきたいと思います。サポーターやファンの方々、また日頃からご支援いただいている企業の皆様、来季もぜひ、また一緒に戦ってください」とコメントしている。

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2016年11月21日のニュース