広島、寿人移籍で異例の社長コメント「苦渋の想い」「大きな痛手」

[ 2016年11月21日 16:10 ]

2012年、J1優勝を果たし、笑顔で優勝盾を掲げる広島・森保監督(左)と佐藤
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 J1広島は21日、ベテランのFW佐藤寿人(34)が来季J2に降格する名古屋に完全移籍することを発表。これを受けて「サンフレッチェ広島ファン・サポーターの皆さまへ」と題する異例のメッセージを公式ホームページに掲載し、移籍決定までの経緯を説明している。

 メッセージは織田秀和社長の名義で発表され、「この度、12年間にわたりピッチ内外でサンフレッチェに多大な貢献をしてきた佐藤寿人選手が、2017シーズンより名古屋グランパスに移籍することが決定いたしました」と報告。シーズン中から佐藤に来季契約を打診し、名古屋の正式オファー後も残留を要請していたことを明かしたうえで、「彼のアスリートとして、より多くの出場機会を求めたいという思いは強く、クラブとしても苦渋の想いで、彼の意志を尊重することにいたしました」と功労者を送り出すことを決断したことを明かした。

 佐藤は2005年に広島に加入し、07年にJ2降格した時にはいち早くチームに残留することを表明。翌年はJ2で28得点とゴールを量産して1年でのJ1復帰に貢献した。12年には22得点を挙げて得点王とMVPに輝き、チームを初の年間優勝へと導いた。13、15年と計3回のリーグ優勝に貢献した佐藤に対し、織田社長は「言葉に尽くせないほどの貢献を果たしてくれたことに対し、心から感謝しています」としつつも、「佐藤寿人選手と、来季以降、ともに戦うことができないことはクラブにとっても大きな痛手であり、非常に残念に思います」と正直な思いを吐露。

 サポーターに向けては「ファン・サポーターの皆さまには、主力選手の移籍で、多大なご心配と不安をおかけいたしますが、サンフレッチェ広島はクラブ理念である『サッカー事業を通じて夢と感動を共有し、地域に貢献する』という使命のもと、全力を尽くすとともに、これからも『挑戦』し続けてまいります」と記している。

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