横浜 監督続投決定で大荒れの様相…練習場に怒りの横断幕ズラリ

[ 2016年11月21日 10:45 ]

来季の続投が決定した横浜のモンバエルツ監督
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 モンバエルツ監督(61)の続投を決めた横浜が、大荒れの様相を呈してきた。21日、12月24日の天皇杯準々決勝・G大阪戦に向け、横浜市内で練習を再開。そんな中、練習場にはフロントをはじめとするクラブの方針を批判する横断幕が大量に張り巡らされた。

 
 「選手にもファンにも愛されるクラブ作りは出来ていますか?」

 「社長や監督は来ては去る。しかしファンとの絆は揺るがない。来年も共に戦おう」

 「タイトル奪取の為に経験のある中堅ベテランの力も絶対必要」

 フロントは指揮官の去就をめぐり、二転三転した。当初、シーズン途中に続投方針を固めたものの、最終的に年間勝ち点51は昨季を下回り、10位という2桁順位も09年以来の屈辱。求心力低下も目立ったため去就問題は一度、白紙に戻された。その後、再検討に入ったものの、結局、親会社・日産自動車の上層部との話し合いの中で、編成面に強い影響を持つシティー・グループを説得できず続投が決定した。

 それだけに、日産自動車への皮肉も込めた「選手もスタッフも車じゃない。心ある人だ。愛する家族を傷付ける奴を愛せない」という横断幕も見られた。

 今オフは長年クラブに尽力したスカウト、トレーナーとの契約を更新せず、クラブ内には不信感もまん延している。モンバエルツ監督は10位という成績はもちろん、週明けから主力組、控え組に完全に分けて行う練習法など、選手から不満が漏れ、求心力が低下している。選手には「マリノスがマリノスじゃなくなっている」とクラブの将来を不安視する声も蔓延している。

 その中で今、最も懸念されるのが、主力選手らの流出だ。すでに磐田がマリノスの顔であるMF中村俊輔(38)に正式オファーを出すなど、その動向に大きな影響を及す可能性が浮上しており、この日の練習場にはひときわ大きい文字で「俺達は俊輔と優勝したい」という段幕が張られた。

 21日にもモンバエルツ監督の続投が正式に発表される予定。これらのサポーターの声は果たして、シティー・グループ、フロントに届くのだろうか。今後の動向から目が離せない。

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