既婚者先輩の岡崎＆麻也がアシスト　長友にアモーレ婚“指令”

使用スパイクを手に笑顔を見せる岡崎（左）と吉田

　アシストの次は、“アモーレ・ゴール”を。日本代表のＦＷ岡崎慎司（３０＝レスター）とＤＦ吉田麻也（２７＝サウサンプトン）が８日、ミズノ社主催のトークショーに出席した。前日７日に準優勝したキリン杯では、日本代表のチームメート・ＤＦ長友佑都（２９＝インテル・ミラノ）が真剣交際中のタレント・平愛梨（３１）への「アモーレ」発言を行い、注目の的となった。既婚者の先輩として２人がゴールインを願った。

　佑都よ、「ゴール」を決めろ――。“先輩”から長友へ、愛の指令が送られた。この日２人はトークショーに出席。岡崎は高校時代から、吉田はプロ入り後から愛用するスパイクについて語った。スパイクは「自分の一番のサポーター」と岡崎。人生をともにする愛、とくれば、聞かれるのはもちろんあの話題だった。

　キリン杯では、長友が平を「アモーレ（イタリア語で愛する人）」と表現。「僕は結婚したいです」と公開プロポーズを行った。ブルガリア戦では、１―０の前半２７分に、左サイド奥深くからファーサイドのクロス。アモーレが見守る前で香川のゴールを成就させた。

　今度は長友の「ゴール」を、既婚者タッグがアシストする。平とのゴールインについて、吉田が「行き遅れかけていたので、このまま順調にいってくれれば僕は凄くうれしい」と言えば、岡崎は「同級生で佑都の性格も知っているので、とりあえず落ち着いた方がいいかな」とフィーバーの沈静化を願いながらも「そういうもの（結婚）がサッカーにも大事に、パワーになる。うまくいってほしいなあと思いますね」と力を込めた。

　吉田は１２年から、岡崎は０８年から“アモーレ”と生涯の愛を誓った。経験を生かし助言を求められると、吉田は「佑都くんもね、何か聞きたいことがあればいつでもうちのアモーレに聞いてください」と照れ笑い。岡崎は「自分は子供もいて、家族がいるだけで力になる。そういう存在になれるように、佑都くんも努力してほしいなと思います」と大黒柱の風格を漂わせた。ゴールの瞬間を、日本の誰よりも待ちわびている。（波多野　詩菜）