どうした？広島　昨季王者が公式戦５戦勝ちなし　寿人は前半で負傷交代

明治安田生命Ｊ１第１Ｓ第３節最終日 広島２―２湘南

（3月12日 Ｅスタ）
　明治安田生命Ｊ１第１ステージは１２日、各地で第３節の残り７試合を行い、昨季王者の広島がホームで湘南に２―２で引き分け、開幕から３試合連続勝ちなしとなった。２戦２敗のアジアチャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）も含めると、公式戦５試合勝利なし。

　広島は前半だけで９本ものシュートを放ちながらネットを揺らすことができず、後半１分に湘南ＭＦパウリーニョ（２７）にスーパーゴールを決められて失点。後半２２分にＤＦ塩谷司（２７）が得たＰＫをＭＦピーター・ウタカ（３２）が決めて追いついたが、４分後の後半２６分にはＦＷ藤田祥史（３２）に決められて１―２と勝ち越しを許した。試合終了間際の後半５０分にオウンゴールで同点とする劇的ドローで１３年ぶりとなる湘南戦黒星は免れたが、勝利は遠かった。

　Ｇ大阪と対戦した２月２０日の富士ゼロックス・スーパー杯で３―１と快勝し、白星発進した今季の広島だが、その後は２戦２敗のＡＣＬに加えてリーグ戦も３戦勝ちなし（１分け２敗）とこれで公式戦５戦連続勝ちなし。前節６日の名古屋戦（豊田ス）で歴代単独トップに立つＪ１通算１５８得点をマークした元日本代表ＦＷ佐藤寿人（３４）が左足を痛めて前半で交代を余儀なくされるなど嫌なムードが漂う中、中３日となる１６日にはＡＣＬ１次リーグでブリラム（タイ）と対戦する。

　【広島の今季成績】
２月２０日　ゼロックス杯　○３―１Ｇ大阪
　　２３日　ＡＣＬ ●１―２山東魯能
　　２７日　Ｊ１ ●０―１川崎Ｆ
３月　１日　ＡＣＬ ●１―４ＦＣソウル
６日　Ｊ１　　　　　△１―１名古屋
　　１２日　Ｊ１ △２―２湘南