清水　元川崎ＦのＦＷ鄭大世獲得を発表「勝利のため自分を犠牲に」

ＦＷ鄭大世

　Ｊ１第１ステージ最下位に終わった清水は９日、韓国Ｋリーグの水原からＦＷ鄭大世（チョン・テセ＝３１）を完全移籍で獲得したと発表した。１２日のＫリーグ釜山戦を終えてからにチームに合流し、１４日に記者会見する。

　名古屋市出身の鄭大世は２００６年、朝鮮大学校から川崎Ｆに加入。屈強なフィジカルを活かしてＪ１リーグ戦通算１１２試合で４６得点をマークした。１０年にドイツ２部リーグのボーフムへ移籍し、同１部のケルンを経て１３年に水原に加入した。北朝鮮代表としては１０年Ｗ杯南アフリカ大会に出場するなど３４試合１６得点を記録している。

　鄭大世はクラブを通じて「このたび、清水エスパルスという名門クラブに加入することができて光栄に思います。残りのサッカー人生のキャリアをエスパルスに捧げ、勝利のために自分を犠牲にして、皆さんと共に歩んで行きたいと考えています。エスパルスの歴史に栄光という二文字を僕の心、そしてサポーターの皆さんの心に刻みたいです。未熟者ではありますが、チームのために尽力させていただきます」とコメントしている。