Ｃ大阪　またもスコアレスドロー…決定力不足で６位後退

＜横浜ＦＣ・Ｃ大阪＞前半、Ｃ大阪・田代がシュートを放つも得点ならず

　Ｊ２第２２節は各地で１１試合が行われ、Ｃ大阪は敵地で横浜ＦＣと０―０で引き分け、２試合連続となるスコアレスドローを喫した。４試合連続完封を飾りながらも、攻撃陣は好機を生かせず、今季初となる２戦連続無得点。順位は６位に後退した。

　雨脚とともに攻撃の勢いはなくなった。前半からサイドを中心に積極的に攻め、元日本代表ＦＷ田代にボールを集めるがチャンスを生かせない。後半は激しい雨で水浸しとなったピッチに苦しみ勢いは半減。２試合連続のスコアレスドローに終わり、田代は「最後のところで、もうひと工夫あれば…」と悔しさをあらわにした。

　守備は４戦連続完封したものの、今季初となる２試合連続無得点。６月にフォルランとカカウが退団し、７月に長谷川が海外移籍。システムを４―３―３から４―４―２に変更したがなかなか機能しない。日本代表ＭＦ山口は「（中盤が）３枚と２枚では全然違う。まだ攻撃のバランスが良くない」と課題を口にする。後半戦初戦を引き分け６位に後退。しかし、２位磐田とは勝ち点６差と射程圏。「１試合１試合、１つでも上を目指しながらやっていきたい」と山口は前を向いた。