京都　奥川　移籍前最後の練習「プレーで認めてもらえれば　それが一番」

　今夏ザルツブルク（オーストリア）へ移籍するＪ２京都のＭＦ奥川雅也（１９）が京都での最後の練習を行った。１４日の横浜ＦＣ戦で先発出場したためランニングなどクールダウンのみで終え、練習後にはサポーターとの記念撮影やサインに応じ、報道陣の取材にも答えた。

　改めて今の心境は―――

　「切り替えて早く馴染めるようにしたい。良いスタートが切れるようにしたい。今の状態でどれだけできるか凄く楽しみ」。

　文化、生活も大事だが―――

　「積極的にコミュニケーション取ることが必要。生活に慣れてくればサッカーにも力入るし、早く馴染みたい」。

　ドイツ語は勉強しているか―――

　「少しですね…」。

　ザルツブルクＭＦ南野とは何か話した―――

　「ちょいちょいですね。アドバイス？いや、そういうところまでは話していない」。

　オーストリアでは全くの無名―――

　「ボクのことを知らない選手ばかりなのでプレーで認めてもらえれば。それが一番」。

　国内でプレーする選択肢もあったと思うが―――

　「早めに（海外へ）行きたいというのはあったけどサンガでやるかどうかも迷っていた。ただ日本人がこうやって海外でやれる機会は少ないので」。

　最後の練習は感慨深い―――「どちらか言うと昨日の試合後の方が、それは強かった」

　奥川は週末にオーストリアへ向けて離日する予定となっている。