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岡崎 4戦連発狙だ!シンガポール戦で“伝説”に照準

[ 2015年6月15日 05:30 ]

武藤(右から2人目)らイレブンと競り合う岡崎(中央)

 16日に18年W杯ロシア大会アジア2次予選の初戦となるシンガポール戦(埼玉)を戦う日本代表は14日、埼玉県内で冒頭15分以外は非公開で練習を行った。シンガポール戦では11日の親善試合イラク戦で3戦連発を記録したFW岡崎慎司(29=マインツ)が初の4試合連続ゴールを狙う。過去にはJ2横浜FCのFW三浦知良(48)、元日本代表FW釜本邦茂(71)ら4人しか達成していない記録を達成し、レジェンドに肩を並べる。

【日本代表メンバー W杯アジア2次予選】

 カズ、釜本、木村和司…。日本サッカー史を彩ってきたレジェンドに仲間入りを果たす。冒頭のみが公開された試合2日前の練習でリラックスした様子を見せていた岡崎は表情を引き締め、シンガポール戦へ「ゴールを取り続けることが自分の価値を証明することなので頑張ります」と自身初の4試合連続ゴールを狙う決意を示した。イラク戦に続いて1トップでの先発が濃厚。最前線で相手ゴールを狙い続ける。

 真ん中から動かない。所属するマインツでは機を見てサイドに流れてボールを受け攻撃の起点となる動きもしてきた。しかし、代表では違う。ハリルホジッチ監督から中央でプレーし続けることを指示されている。「外に逃げるな、と。もっとゴール前で仕事をしてくれと言われている」。やるべきことは明確になった。過去に王手をかけながらはね返された4試合連続ゴールに挑む準備は整った。

 ちょうど1年前のこの日、岡崎は地球の裏側でW杯ブラジル大会の初戦、コートジボワール戦を戦った。その試合を皮切りに、1勝もできずに日本は敗退。失意の帰国となった。「自分たちは上に行けると信じていた。でも、まだ甘いと知らしめられた。世界に通用する部分が足りなかった」と振り返る。3年後、ロシアの地でリベンジするためには、アジアレベルで止まっているわけにはいかない。

 岡崎はこれまでW杯アジア予選の7試合で9得点しているが、6勝1分けと負けていない。「(次の)W杯へ向けてのスタート。勝つことにこだわりたい」。自らの“不敗弾”でレジェンドに肩を並べると同時に、チームを勝利に導く。

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2015年6月15日のニュース