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岡崎、3度目3戦連発 「あまり持つな」ハリル流体現した一撃

[ 2015年6月12日 08:07 ]

<日本・イラク>前半、岡崎がゴールを決める

キリンチャレンジカップ 日本代表4―0イラク代表

(6月11日 日産スタジアム)
 岡崎が自身3度目となる代表3戦連発をマークした。1トップで先発。前半32分にドリブル突破した宇佐美の横を並走し、パスを受けて左足を振り抜くとシュートはGKの手をはじいてゴールラインを割った。Aマッチ通算得点も44に伸ばし「個人的には決まった得点より外した得点が頭をよぎる。そういう欲求がこの得点につながったと思う」と納得の表情で振り返った。

 攻撃の新スタイルにも手応えを得た。「今までは落ち着いていこうというのがあった」と場面に応じてパスをつなぐやり方だったが、新生ジャパンでは1タッチ、2タッチで縦に速い攻撃を目指しており、指揮官からも「あまり(ボールを)持つな。手数をかけるな」と口酸っぱく言われているという。「それが今までと一番の変化」。自らの得点はまさにハリル流を体現した一発だった。

 ブンデスリーガ所属の日本人選手として初めてとなる2季連続2桁得点を記録。プレミアリーグのレスターが800万ポンド(約15億3000万円)で再オファーを出したと報じられるなど、去就にも注目が集まる侍ストライカーだが、まずは16日のシンガポール戦でチームを勝利に導く4戦連発を狙う。

 ≪16日に自身初の4戦連発に挑戦≫ FW岡崎がハリルホジッチ体制になってから3試合連続ゴールをマーク。3試合連続は自身3度目。新監督の初戦から3戦連発は97年岡田武史監督(第1次)のFW呂比須以来18年ぶり、通算6人目7回目だ。最長は長沼健監督(第2次)二宮寛監督で2回記録しているFW釜本の4戦連発。岡崎は16日のシンガポール戦で自身初、史上5人目(8回目)の4試合連続ゴールに挑む。

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