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FIFA会長は即時辞任を 欧州議会が決議

[ 2015年6月12日 01:23 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で、欧州連合(EU)欧州議会は11日、フランス・ストラスブールで開いた本会議で、ブラッター会長が即時に辞任し、臨時の会長を直ちに選出するよう求める決議を採択した。

 決議は「ブラッター氏の辞意や現在の捜査を歓迎する」一方、来年3月まで新指導部が選出されない可能性に触れ、緊急に必要な改革が直ちに始まらないことに深刻な懸念を表明した。

 また、1998年のワールドカップ(W杯)フランス大会以降の開催地決定に関する捜査の重要性を強調し、決定が汚職の結果であることが明らかになった場合、2018年のロシア大会、22年のカタール大会の決定は無効とすべきだとの考えを表明した。決議に法的な強制力はない。

 ブラッター氏は5月29日のFIFA会長選挙で5選を果たした4日後の6月2日、後任の会長を選ぶ臨時総会を開いた後に辞任すると表明していた。(共同)

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2015年6月12日のニュース