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松本がホーム初連勝!前田先制弾&阿部ダメ押し弾で9位浮上!

[ 2015年5月17日 05:30 ]

<松本・神戸>勝利のラインダンスで、笑顔を見せる前田(中央)

J1第1S第12節 松本2―0神戸

(5月16日 松本)
 14位の松本はホームに11位の神戸を迎え2―0の快勝。後半17分にMF前田直輝(20)の今季リーグ戦2発目となるゴールで先制。さらに、後半ロスタイムには途中交代のFW阿部も得点を決め、初のホーム連勝を勝ち取った。これで勝ち点は15で、第3節終了時以来となる1ケタ順位の9位に上昇した。

 鋭く地をはう股抜きシュートを決めると、前田は反町康治監督(51)の下へ駆け寄った。「結果が出ていない時も使ってくれた。感謝と“これからも続けます”という気持ちを伝えたかった」。指揮官も笑顔でヒーローを抱き寄せ祝福。試合後に「(選手と抱き合ったのは)2回目か3回目。汗が付かなければいいなと思いました」と、めったにしない抱擁を冗談交じりに振り返った。

 決勝弾の裏には志願の居残り練習があった。2、3日置きに試合のあるハードスケジュールから解放された先週は「ここ2、3試合(シュートまで)やりきれていなかった」と、反町監督に全体メニュー後のシュート練習を直訴。指揮官や周りのスタッフから足を振り抜けという助言をもらい、この日は「迷いなく振り抜けた」。ホーム新潟戦(2日)でのJ1リーグ戦初ゴールは空砲になっていただけに、この日の得点は格別だった。

 反町監督もひとしおの喜びを感じており、「(前田の努力が)実を結んでうれしく思っています。普段から努力を続けていれば必ずサッカーの神様は見てくれる」と話した。さらに、結果だけでなく試合内容にも手応えを得ており、「連続して(相手への)プレスが効いていた。この勝利は非常に大きい」と納得の表情を見せた。

 次節はナビスコ杯アウェー湘南戦(20日)を挟んで迎える23日のホーム横浜戦。2月21日のプレシーズンマッチでは1―0で勝利を収めているが、「全く参考にならない」と指揮官は警戒。2戦連続ゴールの期待が懸かる前田は「相手のマークがより厳しくなる。もっとゴールが欲しいので、こぼれ球やヘディングでの得点も取りたい」と、さらなる得点量産を誓っていた。

 ▼FW阿部 (後半ロスタイムに追加点)オビナを信じて走った。流れを変えたいと思ってピッチに立った。

 ▼DF飯田 暑い中でも走力が落ちなかった。うちらしいサッカーができた。前回(鳥栖戦)は試合終盤にリードをキープできなかった。手応えがある。

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